システム開発の見積もりで失敗しないために

システム開発を外注する際、最も重要なのが見積もりの確認です。見積もりを正しく理解せずに契約してしまうと、後から追加費用が発生したり、期待と異なる成果物が納品されたりするリスクがあります。

この記事では、東京のモカモコ株式会社が9年の実績をもとに、システム開発の見積もりで必ず確認すべき10項目を解説します。

1. 見積もりの内訳が明確か

チェックポイント

  • 「一式○○万円」のような曖昧な表記になっていないか
  • 機能ごと、工程ごとに細かく分かれているか
  • 各項目の工数(人日)が明記されているか

なぜ重要か
内訳が明確でないと、どの機能にどれだけのコストがかかっているのか分かりません。後から「この機能は不要だから削りたい」と思っても、調整が難しくなります。

良い例

・会員登録機能: 50万円(8人日)
・ログイン機能: 25万円(4人日)
・決済機能: 120万円(20人日)

悪い例

・システム開発一式: 500万円

2. 開発範囲が明確に定義されているか

チェックポイント

  • どの機能が含まれ、どの機能が含まれないか明記されているか
  • 画面数、ページ数が具体的に記載されているか
  • 対応デバイス(PC、スマホ、タブレット)が明記されているか

なぜ重要か
開発範囲が曖昧だと、「この機能は含まれていると思っていた」というトラブルが発生します。

3. 追加費用が発生する条件が明記されているか

チェックポイント

  • 仕様変更時の追加費用の計算方法が明記されているか
  • どこまでが無償対応で、どこからが有償対応か明確か
  • 追加機能の単価が記載されているか

なぜ重要か
開発途中で仕様変更が発生することは珍しくありません。追加費用の条件が不明確だと、後から高額な請求が来る可能性があります。

4. 開発期間とスケジュールが現実的か

チェックポイント

  • 各工程(要件定義、設計、開発、テスト)の期間が明記されているか
  • 納期が現実的か(短すぎないか)
  • 遅延時のペナルティや対応方法が記載されているか

なぜ重要か
短すぎる納期は品質低下のリスクがあります。また、スケジュールが曖昧だと、いつ完成するのか分からなくなります。

5. テスト費用が含まれているか

チェックポイント

  • 単体テスト、結合テスト、負荷テストの費用が含まれているか
  • テスト項目数や範囲が明記されているか
  • バグ修正の対応範囲が明確か

なぜ重要か
テスト費用が含まれていないと、納品後にバグが多発し、追加費用が発生する可能性があります。

6. サーバー・インフラ費用が含まれているか

チェックポイント

  • 開発用サーバー、本番サーバーの費用が含まれているか
  • ドメイン取得、SSL証明書の費用が含まれているか
  • 月額のランニングコストが明記されているか

なぜ重要か
サーバー費用が別途必要な場合、初期費用以外に月額数万円〜数十万円のコストが発生します。

7. 保守・運用費用が明記されているか

チェックポイント

  • 納品後の無償保守期間が明記されているか
  • 有償保守の月額費用と対応範囲が明確か
  • 緊急対応時の費用が記載されているか

なぜ重要か
システムは納品後も保守が必要です。保守費用が不明確だと、長期的なコストが見えません。

8. 支払い条件が明確か

チェックポイント

  • 支払いタイミング(着手時、中間、納品時)が明記されているか
  • 各タイミングでの支払い割合が明確か
  • 支払い方法(銀行振込、クレジットカード等)が記載されているか

なぜ重要か
支払い条件が不明確だと、資金繰りに影響が出る可能性があります。

9. 著作権・知的財産権の扱いが明記されているか

チェックポイント

  • 納品後の著作権が誰に帰属するか明記されているか
  • ソースコードの利用権・改変権の範囲が明確か
  • 第三者ライブラリのライセンスが確認されているか

なぜ重要か
著作権の帰属と利用権は契約によって異なります。著作権が開発会社に残る場合でも、お客様が自由に利用・改変できる権利が付与されているか確認が必要です。逆に、著作権がお客様に譲渡される場合は、その分の費用が上乗せされることもあります。

一般的な契約パターン

  • 著作権譲渡型:著作権がお客様に移転。自由に改修可能だが費用が高め
  • 利用許諾型:著作権は開発会社に残るが、お客様に利用権を付与。費用を抑えられる

10. 瑕疵担保責任の範囲が明記されているか

チェックポイント

  • 納品後のバグ修正の対応期間が明記されているか
  • どのようなバグが無償対応の範囲か明確か
  • 重大な不具合時の対応方法が記載されているか

なぜ重要か
瑕疵担保責任が不明確だと、納品後のバグ修正で追加費用が発生する可能性があります。

見積もり比較のポイント

複数社から見積もりを取った場合、以下のポイントで比較しましょう。

1. 総額だけで判断しない

安い見積もりでも、追加費用が多く発生すれば結果的に高くなります。内訳と追加費用の条件を確認しましょう。

2. 含まれる範囲を確認する

A社の見積もりにはテスト費用が含まれているが、B社には含まれていない、といったケースがあります。同じ条件で比較しましょう。

3. 実績と技術力を考慮する

安くても実績のない会社だと、品質が低い可能性があります。実績と技術力も含めて総合的に判断しましょう。

モカモコ株式会社の見積もりの特徴

当社では、以下のような透明性の高い見積もりを提供しています。

  • 機能ごとに細かく分けた見積もり:不要な機能を削ってコストダウン可能
  • 工数(人日)を明記:どの作業にどれだけの時間がかかるか明確
  • 追加費用の条件を明記:仕様変更時の費用が事前に分かる
  • テストサーバーで都度確認:手戻りを最小化し、追加コストを抑制

まとめ

システム開発の見積もりで確認すべき10項目は以下の通りです。

  1. 見積もりの内訳が明確か
  2. 開発範囲が明確に定義されているか
  3. 追加費用が発生する条件が明記されているか
  4. 開発期間とスケジュールが現実的か
  5. テスト費用が含まれているか
  6. サーバー・インフラ費用が含まれているか
  7. 保守・運用費用が明記されているか
  8. 支払い条件が明確か
  9. 著作権・知的財産権の扱いが明記されているか
  10. 瑕疵担保責任の範囲が明記されているか

これらの項目を確認することで、見積もりの段階でトラブルを防ぎ、適正価格で高品質なシステムを開発できます。

システム開発の見積もりでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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